カレースター水野仁輔さん、これは盗作ですか?

カレーなぜ変身? 印→英→日、国民食の秘話
編集委員 小林明 2014/10/3


https://style.nikkei.com/article/DGXMZO77749350Q4A930C1000000/

 

1861年に出版された「ビートン夫人の家政読本」には、カレー粉の作り方とともに、小麦粉を使ってカレーにとろみを付ける調理法が多数紹介されている。つまり、英国で普及したカレーは、油脂で小麦粉をいためた「ルー」を使った西洋風煮込み料理にすでに姿を変えていたのだ。”

 

これは2014年10月のNIKKEI STYLE WEB記事。著者は日本経済新聞編集委員小林明さん。

 

1861年に出版された『ビートン夫人の家政読本』には、カレー粉の作り方とともに、小麦粉を使ってカレーにとろみを付ける調理法が多数紹介されている。つまり、イギリスで普及したカレーは、油脂で小麦粉を炒めた「ル」を使った西洋風煮込み料理にすでに姿を変えていたのだ。”

 

これは2017年8月発行の「幻の黒船カレーを追え」(P111)水野仁輔さん著。

 

微妙に字をいじっていますが、明らかにコピペです。

 

今までみてきたとおり、ビートン夫人の家政読本には、油脂で小麦粉を炒めたルウを使ったカレーレシピは存在しません。つまり最後の行の”油脂で小麦粉を炒めた「ルウ」を使った”はデマです。

 

hikaridept.hatenablog.com

しかしデマであるからこそ、ある意味「独創性」があるわけです。デマは創造されたアイディアですから。つまりこれは、単なるコピペではなく、アイディアの盗用になるわけです。

 

今までみてきたとおり、水野仁輔さんは大英図書館でビートン夫人の家政読本を熟読したと嘘をついています。実際には書かれた9つのカレーレシピを読むことなく、「幻の黒船カレーを追え」には、さも読んだかのようにでっちあげた嘘の内容を書き込みました。

hikaridept.hatenablog.com

しかしその嘘の内容すら、他人のアイディアの盗用、コピペだったとは・・・。

 

とは、必ずしも断言できないのです。

 

逆のパターンもあります。日本経済新聞編集委員小林明さんが、水野さんのアイディアをパクった可能性も0ではありません。

 

水野さんが大英図書館に通ったのは2014年1月から4月。NIKKEI STYLE WEB記事が10月。この間、水野さんがなんらかの媒体に上記文章を発表し、それを小林明さんがコピペした可能性もあるのです。

 

というわけで、”西洋風煮込み料理にすでに姿を変えていたのだ”で検索してみましたが、NIKKEI STYLE WEB記事とそれを引用したサイトしかヒットせず、水野仁輔さんが書いた文章は見つかりませんでした。

 

水野さんはロンドン滞在中にblogで情報を発信していましたが
http://ashita-seikatsu.jp/blog_tag/%E6%B0%B4%E9%87%8E%E4%BB%81%E8%BC%94
chromeで"西洋風煮込み料理" site:ashita-seikatsu.jpを検索しても0件。ここにも書かれていません。

 

あとは、書籍で発表していた可能性があります。2014年1月から10月までに水野さんが出版した本は

 

うっとりカレーパン (SPACE SHOWER BOOKs) 2014/5/16

3スパイス&3ステップで作る はじめてのスパイスおかずとカレー 2014/5/23

 

の2冊。いずれも紙の本で、電子出版ではありません。

 

このいずれかの本に”油脂で小麦粉を炒めた「ルウ」を使った西洋風煮込み料理にすでに姿を変えていたのだ”という表現があるのでしょうか?

 

もしあったとしても、紙の本から一字一句、微妙に字を変えながらコピペして原稿を打ち込むなんて、普通するでしょうか?私なら、しません。

 

というわけで、カレースター水野仁輔さん、盗用しているのは水野さんですか?それとも日本経済新聞編集委員小林明さんのほうですか?