カレースターの貧弱な知識と電波な思考 2

カレースターと称している水野仁輔さんの著作、幻の黒船カレーを追えはデタラメ、嘘、捏造だらけの悪質な本です。

 

日本のカレーのルーツであるイギリスのカレーの歴史を知りたいならば、幻の黒船カレーを追えを買ってはいけません。お金と時間を代償にして手に入るのは、嘘やデマ情報ばかりです。

 

これから、水野さんの不思議な歴史創造術を説明してゆきます。

 

現在のイギリスで最も人気のあるカレーは、チキンティッカマサラです。

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チキンティッカマサラは、イギリスで生まれたカレー料理です。その由来については諸説がありますが、1950年代以降に、バングラディッシュ系移民のカレーハウスで作られた、という点はどの説においても共通します。
https://web.archive.org/web/20161127225804/http://www.menumagazine.co.uk/book/tikkamasala.html

 

もちろん、インドカレー伝(リジー・コリンガム)P307、カレーの歴史(コリーン・テイラー・セン)P66においても、その基本は変わりません。両者とも、1960年代以降タンドリーチキンを応用したメニューとして生まれた説を採用しています。

 

これをふまえた上で、水野仁輔さんが新たに創造した、チキンティッカマサラ誕生説をみてみましょう。

 

”(チキンティッカカレーは)イギリスがインドを植民地支配していた時代にインド料理文化を自分たちが食べやすいようにアレンジした料理。アングロサクソン族のイギリス人が好んだ味だからアングロインディアン料理と言われ、イギリスの国民食とも呼ばれている。インドで定番のムルグマッカーニ(日本ではバターチキンとして有名)をベースにしたインドカレーであり、日本に伝わった”黒船カレー”ではないのだ(幻の黒船カレーを追えP113)。”

 

従来とは全くちがう、新たな水野説がここに創造されました。1950年代以降にイギリスで発明されたチキンティッカマサラを、水野さんは植民地時代のインドにおいて発明されたものだと主張するのです。

 

これは日本で例えると、「チキンラーメン日清食品の発明ではなく、18世紀の中国で生まれ江戸時代に日本に伝わったものだ」と主張するようなもので、

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とイギリス人が硬直するレベルのデマです。

 

もちろん、根拠は書かれていません。いったいどこから、何を理由にそのようなデマが生まれたのか、想像すらできません。水野さんが「そういう電波を受信した」以外の説明がつかないのです。

 

チキンティッカマサラ以外にも、「そういう電波を受信した」以外の説明がつかない、独特な発想が随所に見受けられます。続きます。