カレースターの貧弱な知識と電波な思考 4

カレースターと称している水野仁輔さんの著作、幻の黒船カレーを追えはデタラメ、嘘、捏造だらけの悪質な本です。

 

日本のカレーのルーツであるイギリスのカレーの歴史を知りたいならば、幻の黒船カレーを追えを買ってはいけません。お金と時間を代償にして手に入るのは、嘘やデマ情報ばかりです。

 

さて、水野さんは次のように主張します。

 

”これまでカレー史では、この1861年に出されたビートンの本が、ブリティッシュカレーのレシピを残す最古の書物だとされてきた”(幻の黒船カレーを追えP234)

 

そんなデタラメなカレー史は水野さんの脳内にしか存在しません。

 

水野さんはビートン夫人の料理書を含めイギリスの料理書を読みません。そして読んでいないのに読んだと嘘をついています。さらに、インドカレー伝(リジー・コリンガム)、カレーの歴史(コリーン・テイラー・セン)といった、日本語に訳されたイギリスのカレー史本すら読んでいません。

 

つまり、水野さんの頭の中のカレー史の知識は、空っぽなのです。空っぽの知識倉庫の中に、電波によって突如歴史が”創造”されるのです。

 

水野さんが電波を受信したのは、おそらく在ロンドン40年の前川ゆき子さんから以下の話を聞いたときだと思われます。

 

”イギリスで独自に生まれたカレーは、ある料理家が書いたレシピ本がキッカケだったという。その名はミセス・ビートン”(幻の黒船カレーを追えP109)

 

言葉は悪いですが、前川さんはイギリスカレー史に詳しいわけでもない普通の人と思われます。その前川さんの一言で、水野さんの空っぽの脳内に突然電波が流れ、

 

”これまでカレー史では、この1861年に出されたビートンの本が、ブリティッシュカレーのレシピを残す最古の書物だとされてきた”

 

という水野カレー史が創造されるのです。

 

ひょっとすると、前川さんはそんなことは言っておらず、全ては水野さんの脳内で完結している妄想なのかもしれませんが、そこは常人の推し量れる範疇を超えています。

 

さて、次に水野さんが電波を受信するのは、BBCの番組(おそらくVICTORIAN FARM)を見たときです。ここで水野さんはイライザ・アクトンの名前を初めて知ります。

 

インドカレー伝(リジー・コリンガム)、カレーの歴史(コリーン・テイラー・セン)にも取り上げられているイライザ・アクトンを知らないとは驚きですが、仕方がありません。水野さんの知識は空っぽですから。水野さんは本を読んで学ぶということをしないのです。

 

水野さんの脳内カレー史は、何かしらの電波によって、イライザ・アクトンを最古の”ブリティッシュカレーのレシピを残した人物”と認定します。もちろん事実は異なり、19世紀初頭からそのような料理本は存在するのですが。

 

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”イライザは、現時点ではイギリスで最も古いブリティッシュカレーのレシピを残した人物と言える。ミセス・ビートンのレシピが歴史的価値を持ち続けてきたカレーの世界に颯爽と現れたわけだ”(幻の黒船カレーを追えP263)

 

颯爽と現れたのはカレーの世界ではなく、水野さんの脳の中なのですが、その脳内が水野さんのカレーの世界、カレーの歴史のすべてなので、主観的にはこれであっていることになるのでしょう。