百田尚樹さんが話題ですが、盗作と言えば水野仁輔さんも忘れないでください

 

 

百田尚樹さんのベストセラー日本国紀が、wikipediaから盗用していると話題ですね。ご本人も無断引用をお認めになっているようですが。

 

日本国紀ウィキペディア剽窃疑惑 - Enpedia

 

ちょっと待ってください。盗作といったら盗作と捏造のカレー詐欺師、水野仁輔さんも忘れないでください。

 

確かにベストセラー作家百田尚樹さんほど有名ではないので、盗作がバレてもあまり話題になりませんが、カレー業界では40冊以上本を出していることが売りの、そこそこ有名な人なんです。

 

もっとも、去年出版した「幻の黒船カレーを追え!」の盗作と捏造がバレて、これまで年に数冊というハイペースで出版してきたのが、今年はたった1冊のみ。

 

盗作だけでなく、あからさまな嘘や捏造で読者を騙す気満々な人の本など、まっとうな出版社ならば怖くて出版できませんよね。

hikaridept.hatenablog.com

 

そこらへんが、無断引用や内容の是非について問題はあるかもしれませんが、主観的には読者を騙す気はない百田尚樹さんと、詐欺師水野仁輔さんが違うところです。

 

それはともかく、盗作と捏造のカレー詐欺師である水野仁輔さんは、もちろんWikipediaからも盗作しています。


Wikipwdia 山本権兵衛 2018年11月16日 (金) 14:16版
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E6%A8%A9%E5%85%B5%E8%A1%9B


艦上での食事の改良にも力を注ぎカレーライスや肉じゃがなど栄養価の高い斬新な献立を奨励し、乗組員の健康管理にまで目を配った。当時の日本では脚気が問題であったが、栄養価の高い食事や適度なパン食などで、乗組員の脚気はほぼ皆無になった

 

これを盗作した「幻の黒船カレーを追え!」(kindle版なのでページが明記できませんが、「イギリスに渡った料理人」の章です)

 

日本海軍のトップ、海軍大臣として日露戦争を導した山本権兵衛(のちの内閣総理大臣)は、艦上での食事の改良にも力を注ぎカレーライスや肉じゃがなど栄養価の高い斬新な献立を奨励したという。そればかりか、イギリスからコックを招聘し、料理を習わせたとも言われている。カレーも学んだかもしれない。当時の日本では脚気が問題だったが、栄養価の高い食事や適度なパン食などで、乗組員の脚気はほぼ皆無になったそうだ

 

盗作した赤字の部分はいずれもwikipedia編集の人が創作したデマで事実ではないのですが、それはともかくこれはまだ、水野さんにしては工夫しているほうの盗作です。

 

NIKKEI STYLE WEB記事を盗作した部分などは、まるで工夫のないまるごとコピー、単なるコピペです。


カレーなぜ変身? 印→英→日、国民食の秘話
編集委員 小林明 2014/10/3

style.nikkei.com


1861年に出版された「ビートン夫人の家政読本」には、カレー粉の作り方とともに、小麦粉を使ってカレーにとろみを付ける調理法が多数紹介されている。つまり、英国で普及したカレーは、油脂で小麦粉をいためた「ルー」を使った西洋風煮込み料理にすでに姿を変えていたのだ。”


上記の記事を盗作した「幻の黒船カレーを追え!」「とろみの誕生」の章。

 

1861年に出版された『ビートン夫人の家政読本』には、カレー粉の作り方とともに、小麦粉を使ってカレーにとろみを付ける調理法が多数紹介されている。つまり、イギリスで普及したカレーは、油脂で小麦粉を炒めた「ルウ」を使った西洋風煮込み料理にすでに姿を変えていたのだ。”

 

f:id:hikaridept:20181120150705j:plain

この部分、問題は盗作にとどまりません。小林明さんが書いた内容が間違っているんです。”油脂で小麦粉をいためた「ルー」を使った”カレーレシピは「ビートン夫人の家政読本」に存在しないんです。

hikaridept.hatenablog.com


つまり小林明さんは「ビートン夫人の家政読本」を読んでいません。これはこれで問題かもしれませんが、さらに問題なのは盗作した水野仁輔さんの方です。

 

もちろん、水野仁輔さんも「ビートン夫人の家政読本」を読んでいません。しかし、小林明さんと違うところは、水野さんは大英図書館で「ビートン夫人の家政読本」を熟読したと明言しており、それが「幻の黒船カレーを追え!」という本の目玉となっているのです。

f:id:hikaridept:20170924015349j:plain

水野仁輔さんは読んでもいない「ビートン夫人の家政読本」を読んだと嘘をつき、盗作と捏造であたかも読んだかのようにふるまい読者を騙しました。

 

それだけではありません。大英図書館において多くのカレーレシピを読んだというのも嘘でした。水野さんは、「幻の黒船カレーを追え!」に転載した、たった2つのカレーレシピさえ読んでいません。

 

hikaridept.hatenablog.com

それどころか水野さんは、日本語で書かれたカレーの歴史の本すらろくに読んでいません。詳しくは、本ブログの「カレースターの嘘にだまされないで」「カレースターの貧弱な知識と電波な思考」の各エントリを参照してください。

 

水野さんには、日本のカレーのルーツを探る気など、毛頭ないのです。

 

「幻の黒船カレーを追え!」は、人を騙して稼ごうという詐欺師が書いた、詐欺のツールとしての本なのです。

 

そこが、いろいろ問題や議論はあるにせよ「作家」である百田尚樹さんと、「詐欺師」でしかない水野仁輔さんの、大きな違いなのです。