”大英図書館で、地鶏(RED FOWL)を使ったレシピをたくさん目にしてきた”は、水野仁輔が捏造した嘘です 2

 

 

盗作と捏造のカレー詐欺師水野仁輔さんは、「幻の黒船カレーを追え」およびその文庫版「カレーライスはどこから来たのか」において、次のような嘘を捏造し読者を詐欺にかけました。

 

”そういえば大英図書館で、地鶏(RED FOWL)を使ったレシピをたくさん目にしてきた。その中には、もちろんチキンカレーもあった。”

 

これは大英図書館で調べたといえば、どんな嘘をついてもばれない」と思い込んでいる水野仁輔さんが捏造した、数々の嘘のなかの一つです。

 

前回は1850年から72年までにイギリスで発行された養鶏関連書10冊を検証しました。これらの本には、地鶏=RED FOWLなる概念も言葉も登場しません。

 

次に、料理本などの本に検討の対象を広げてみましょう。

 

再びInternet Archiveにアクセスします。

archive.org

 

ここには数百万冊の本(ほとんどが英語)がアーカイブされており、19世紀イギリスの料理本も読み放題です。そして料理本のほとんどはOCRによりテキスト変換され、全文検索することができます。

 

早速数百万冊の本全てを”red fowl”で全文検索してみましょう。

 

2019年7月現在、検索ヒット数は630件(同一書の重複含む)です。養鶏関係や料理本どころか、全てのジャンルの本において、”red fowl”なる言葉はほとんど使われていないようです。

 

この中から、「西洋料理指南」が発行された明治5年(1872年)以前の本をピックアップすると、57冊の本(同一書の重複含む)がヒットします(養鶏関係の2冊の本が含まれていますが、いずれも単なる赤い羽根色のニワトリの意味です 注1参照 )

 

この57冊の中に、料理書は含まれていません。料理書に”red fowl”を使ったレシピなど存在しないのです。

 

さらに、別の面から料理書を検討してみましょう。

 

料理書の中には、ニワトリの品種について詳しく解説しているものがあります。

 

私の手持ちの料理書の中では、以下の3冊に詳しく解説されています。いずれもInternet Archiveで読むことができます。

 

1.The book of household management by Mrs Beeton 1861 P456-460

2.Warne's Model housekeeper by Murray, Ross, ed 1882 P413
3.Encyclopedia of Practical Cookery by Theodore Francis Garrett 1891 P606

 

ページまで明示しましたので、英語に心得のある方は実際に読んでみてください。

 

これらの本で解説されているニワトリ(fowl)の品種は、前のエントリに出てきた、養鶏関係書と同じものばかりです。

 

”red fowl”なる品種名あるいはカテゴリも、「地鶏」なる概念も、これらの本には登場しません。

 

1.The book of household management by Mrs Beetonは、水野仁輔さんが「熟読した」と嘘をついている「家政読本」です。

 

このことからも、水野さんが「家政読本」の中身を理解していないことがわかります。実際には読まずに、盗作と捏造で読んだふりをしてきただけだからです。

 

これで

”そういえば大英図書館で、地鶏(RED FOWL)を使ったレシピをたくさん目にしてきた。”

という水野さんの主張が、捏造された嘘であることがおわかりになったと思います。

 

この結論に疑念を抱く方は、水野さんに直接確認してみてはいかがでしょうか?

twitter.com


twitterでの”質問をお待ちしてます”だそうですよ。

 

「”地鶏(RED FOWL)を使ったレシピをたくさん目にしてきた”そうなので、是非地鶏(RED FOWL)レシピが掲載された料理書の名前を教えてください。」

 

予言します。こう聞かれた水野さんは、言い訳して回答を先延ばしにしてウヤムヤにするか、記録したメモを紛失したといって逃亡することでしょう。

 

なぜなら、水野さんは英語のレシピ本を一冊も読まずに、盗作と捏造だけで「幻の黒船カレーを追え」およびその文庫版「カレーライスはどこから来たのか」を書いたからです。

 

この私の主張に疑念を抱く方は、水野さんに直接確認してみてはいかがでしょうか?

「水野さんは、”大英図書館に何日もこもって古い文献を調べた結果、19世紀後半に紹介されたレシピ”をいくつもみつけたそうですので(注2)、是非レシピが掲載された料理書の名前を教えてください。」

 

大英図書館で多くのレシピを読んだと主張しているのに、「幻の黒船カレーを追え」およびその文庫版「カレーライスはどこから来たのか」に実名で登場するレシピ本はビートン夫人の「家政読本」1冊のみ。おかしいとおもいませんか?

 

そしてその「家政読本」すら、中身を読まずに盗作と嘘ででたらめな内容を捏造したことは、これまでのエントリで証明してきたとおりなのです。

 

注1
Miner's Domestic Poultry Book by T. B. Miner 1853 P97
Game fowls, their origin and history, with a description of the breeds, strains, and crosses by Cooper, John W. 1869 P30 P182

注2
”その後、大英図書館に何日もこもって古い文献を調べた結果、19世紀後半に紹介されたレシピがいくつかも見つかり、おかげで当時のカレーの姿をイメージすることができ、試作することもできた。”
https://www.1101.com/curryschool/shoutai/2017-03-05.html