突然このブログへのアクセスが増えたと思ったら、盗作、捏造のカレー詐欺師水野仁輔さんが、NHK探検バクモン「カレーの聖地!神田の謎」に出演していたのですね。
水野仁輔さんは盗作や捏造で一般人を騙しては、本や講演で金を取るカレー詐欺師。NHKさん、こんな人をカレー専門家扱いして、全国放送に出演させていいんですかね。
カレー詐欺師水野仁輔さんに騙されないように、まずは以下のエントリを読んで下さい。
探検バクモン「カレーの聖地!神田の謎」の内容については、以下のサイトにスクリプトがありました。
水野さんが話した内容は次の部分だったようです。
>(関東大震災の)復興を支えるため飲食店も小屋を建て営業を再開。この時メニューに小さな変化があった。東京のいくつものお店でそれまではなかったカレーライスが新たに加わったのだ
>およそ150年前明治時代の文明開化とともにイギリスから伝わったカレーは当初庶民には手の届かない高級品だった。しかし関東大震災のころには国産のカレー粉が作られるようになり徐々に一般に広まり始めていたそうだ。
いつものように、息吐くように嘘をついている……
そもそも、この番組のテーマは神田はなぜカレーの聖地となったのか、ということ。
カレー粉の国産化は全国区の話。関東大震災後にカレーが流行ったのは東京や横浜の話。「神田」である理由になっていません。NHKさん、よくこれでGOサイン出しましたね。
そしてカレーが徐々に大衆化しはじめたのは東京においては明治30年代から。関東大震災前後じゃないんですよ。水野さんの説明は嘘です。
(追記:「神保町はいつから「カレーの街」になったのか」という記事がありました。ちゃんと調べて書かれており、納得の内容です)
(何も調べずに適当な嘘をついて人を騙す詐欺師、水野仁輔さんとのあまりの違いに目がくらみます。これが本当の「調査」なんですね。)
水野さんがカレーの歴史に関して基礎知識すら無い人であることは、以下の連続エントリを参照してください。
東京の中でも特に神田はカレーを含めた西洋料理大衆化の先進地域であり、明治時代末からカレーを安く食べることのできる町だったんです。明日以降、この点について解説していきます。